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ITに疎い上司は「テクハラ」被害者なのか 「聞いてくれれば教える」「仕事丸投げ」と賛否両論 専門家「互いを認め合えばタテ社会的な雰囲気も改善」 (1/2ページ)

 コロナ禍でテレワークやオンライン会議など業務のIT化が、新たな問題を引き起こしている。ITスキルの高い人が、スキルを持たない人に「こんなことも分からないのか」と発言したり、専門用語を多用して相手を混乱させる「テクノロジーハラスメント」だ。部下が加害者、上司が被害者になることが多い「テクハラ」だが、実際の職場ではどう受け止められているのか。

 20代男性が勤務する東京都内のメーカーでは昨年、コロナ対策の一環として部署内でテレワークが導入された。「オンライン会議の機会が増え、上司のビデオ通話アプリなどの設定作業を手伝った。複雑な操作が必要なアプリは少なく、丁寧に説明すれば慣れない上司もすぐにのみ込んでくれた」と語る一方、「ショートカットキーを使うと『何それ?』と聞かれ、その都度説明することも。正直『知らないのか…』と思うことはある」とも漏らす。

 都内の金融機関に勤める20代女性は「オフィスのパソコンに2台目のモニターが支給されたとき、なぜか上司は接続して使おうとしなかった。設定が分からなかったのだろうが、誰にも相談しない。聞いてくれれば教えるし、別に恥ずかしいことでもないと思うが」と首をかしげる。

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