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地方競馬の売り上げ好調 税収減の自治体支援に一役 「巣ごもり」「ネット需要」で右肩上がり (1/2ページ)

 新型コロナウイルス禍の中、地方競馬の売り上げが好調だ。無観客や入場制限を設けての開催が多かったが、インターネットで馬券を購入できるため、「巣ごもり生活」を送る競馬ファンによる在宅投票が大幅増。利益の一部は運営組合を構成する自治体に配分され、財政支援に一役買っている。

 3月5日に2020年度の開催が終了した川崎競馬場(川崎市)。レースがあった63日間のうち47日間が無観客だったが、売り上げから出走取り消しなどによる返還金を除いた売得金は前年度比2割増で、過去最高の911億円を記録。うち9割超がネットでの売り上げだ。

 競馬場を運営する神奈川県川崎競馬組合は、赤字から脱却後の15年度から、県と川崎市に分配金を拠出している。20年度は過去最高の60億3000万円に到達。前年度の11倍で、税収減に苦しむ県と川崎市からも歓迎の声が上がる。

 組合の仙田康博事務局長は「自治体の財政も苦しいので、内部の基金として積み立てるのではなく、分配金に回す額を増やした」と説明する。

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