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【大前研一 大前研一のニュース時評】みずほシステム障害に「銀行の仕事を失いたくない」供給元 「ワンみずほ」も…いまだ出身母体別の勢力争いが影を落とす (1/3ページ)

 みずほフィナンシャルグループ(FG)と傘下のみずほ銀行は5日、2月末から立て続けに発生した一連のシステム障害の原因分析と再発防止策の対応状況について中間報告を行った。

 ATM(現金自動預払機)に挿入したままキャッシュカードや通帳が戻らないなどのトラブルについては、3月1日の段階でみずほ側は非を認めていたが、今回の中間報告では、外貨建て送金をめぐる障害について、システム構築を請け負った日立製作所側の機器の故障が一因だったと指摘している。

 ということで、原因は運営側とシステム供給側の双方にあったとし、再発防止のために、システム開発部門の人員の増強やトラブルが生じた際の顧客対応を迅速に行うなど危機管理体制を強化する。

 金融庁の統計によると、米国の大手銀行は全従業員に占めるITエンジニアの割合が30%なのに対し、日本は4%にとどまっている。

 確かに、米国のゴールドマン・サックス系の投資銀行は、10年以上前から積極的に技術者の採用を行っている。現在も新しく採用する人材の半数以上はエンジニアだ。それも、かなりレベルも給料も高い。

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