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リウマチ薬「バリシチニブ」をコロナ治療に 認可へ厚労省専門部会が21日審議

 厚生労働省は21日の専門部会で、関節リウマチなどの薬として使われている「バリシチニブ」を新型コロナ患者の治療薬として認めるかどうか審議する。日本イーライリリーが申請した。肺炎を起こしている中等症から重症の患者への使用を想定、認められれば国内3例目の治療薬となる。

 バリシチニブは、免疫の異常による炎症を抑える薬で、関節リウマチやアトピー性皮膚炎の治療で使われている。米国では、酸素投与が必要な新型コロナ患者に抗ウイルス薬「レムデシビル」と併せて投与することが緊急的に認められている。日本でも同様の使い方になる見込み。

 米国立衛生研究所が主導し、日本も参加した治験では、レムデシビルとバリシチニブを併用した入院患者の方がレムデシビルのみを投与した患者より回復までの期間が1日短くなった。重症患者では8日間短くなった。

 国内ではレムデシビルのほかステロイド薬「デキサメタゾン」が治療薬として承認されている。

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