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井沢元彦氏 「日本や世界は冬季北京五輪を断固ボイコットすべきだ」 (1/3ページ)

 「冬季北京五輪」まであと1年を切ったが、本誌・週刊ポスト連載『逆説の日本史』の著者で作家の井沢元彦氏は、「日本、そして世界は断固ボイコットすべきだ」と主張する。同氏は13年前に北京で行われた夏季五輪の際もボイコットを主張したが、いま再び提言する理由とは?

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 2008年夏に開催された北京五輪の時も、「ボイコットすべきだ」と主張しました。当時は日本のメディアからも奇人変人扱いされましたが、その考えは今も変わりません。“中国嫌い”などではなく、歴史家としての明確な根拠があります。

 一般に“平和の祭典”とされる五輪ですが、中国による開催は世界平和には繋がらず、むしろ逆効果になる危険性がある。それは中国がまぎれもない「独裁国家」だからです。

 中国は「自治区」と呼ばれる占領地で人種差別的な民族弾圧を続けています。“民族浄化”を目標に女性に避妊手術を受けさせたりもしました。現在はウイグル地区での強制労働などが問題になっていますが、前回の北京五輪の時はチベットへの弾圧が特にひどかった。そんな国に五輪をやらせて成功に終わったら、独裁政権が国民から一層支持される恐れがあります。

NEWSポストセブン

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