記事詳細

【有本香の以読制毒】自民党有志が「南モンゴル議連」を設立 自由、民主、人権をリードする大国として日本が立ち上がる (1/2ページ)

 自民党有志による「南モンゴルを支援する議員連盟」の設立総会を21日、取材した。この「南モンゴル議連」ができたことで、既存の「ウイグル議連」「チベット議連」とあわせ、中国政府から激しく弾圧されている3民族を支援する議連が永田町にそろったことになる。北京政府にとっては好ましからざる動きに違いない。

 南モンゴル議連の代表は高市早苗前総務相が務める。「議連」というと、親睦や利権つながりを趣旨としたものが多いなかで、中国という大国に物申す、まさに「闘う」議連のトップを、女性が単独で務めることは例がない。その高市代表は、冒頭のあいさつでこう言い切った。

 「南モンゴルの問題に対して、日本国政府や日本の国会が行動を起こそうとすると、中国共産党政府は『内政干渉だ』と言ってくるであろうと思いますが、私は、既にこれは内政干渉ではなく、国際問題だと考えております」

 私も長く、チベット、ウイグルといった中国の民族問題に関わってきたが、日本の政治家が、かくも堂々と、そしてよどみなく、民族問題に関する「正論」を公言するのを見たのは初めてだ。日本国民として、また同性としても心強い限りである。

 ところで、読者の皆さまの中にも「はて、南モンゴルとはどこ?」と思う方もおられるかもしれない。南モンゴルとは、多数の力士の出身地であるモンゴル国とは別で、その南にあるこの地域を現在は、中国共産党政府が「内モンゴル自治区」と呼んで支配している。

 しかし、新疆ウイグル自治区やチベット自治区と同様、「中国政府が『自治区』と名付けたところに自治はなし」の定石どおり、今やモンゴル人には自らの母語を学校で教える自由すらない。

関連ニュース