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【加賀孝英 スクープ最前線】菅首相に「踏み絵」 バイデン米大統領、G7で対中圧力強化を働きかけか…「ジェノサイド」「対中制裁」で日本は足並み乱すな (1/3ページ)

 ジョー・バイデン米大統領は6月、英国で開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)に出席する。バイデン氏は会議で、中国当局によるウイグル族の人権弾圧などをめぐり、各国首脳に対中圧力を強めるよう働き掛ける方針という。菅義偉首相は、バイデン氏との日米首脳会談(16日)で、中国への強い姿勢を示したが、政財界の「親中派」に配慮してか、欧米諸国による「ウイグル弾圧=ジェノサイド(民族大量虐殺)」認定や、対中制裁には参加していない。菅政権に対する、米中の綱引き。G7サミットは「踏み絵」になるのか。ジャーナリストの加賀孝英氏による最新リポート。

 「日本国内にいる中国側の工作員が、『菅首相攻撃』で動き始めた。新型コロナウイルスの変異株対策や、東京電力福島第1原発の処理水問題などで、協力者らと極端な情報を拡散し、世論操作を行っている。菅首相が日米首脳会談で、『台湾海峡の平和と安定』『ウイグルの人権状況に深刻な懸念』などを共同声明に明記したことへの報復と脅しだろう」

 外事警察幹部は、そう語った。

 こうしたなか、米情報当局関係者から、驚愕(きょうがく)情報を入手した。

 「英コーンウォールで6月11~13日、G7サミットが開催される。バイデン氏が初外遊して出席する。ここで、『来年2月開幕の北京冬季五輪の集団ボイコット』が検討される。すでに根回しが始まっている」

 北京冬季五輪は、中国の習近平国家主席が政治生命をかけた一大セレモニーだ。習氏は来年10月の党大会で、最高指導者が絶対的権限を握る「党主席制」を復活させ、自身が就任し、終身独裁体制を敷く野望を持っている。

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