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中国で急増するネット詐欺 2020年は36万人逮捕で被害は3兆円弱 (3/3ページ)

 中国国営新華社電によると、中国公安省は4月上旬、北京でオンラインでの大規模な会議を開催し、サイバー犯罪などの実態と今後の対応について協議した。

 それによると、中国では2018年には推定で約40万人が地下のサイバー犯罪ネットワークに関係していたが、2年後の2020年には2.5倍の100万人が犯罪組織にかかわるほど、急拡大しているという。被害額も約150億ドル(約1兆8000億円)だったものが、2020年には225億ドルと1.5倍以上に膨れ上がっているとされる。

 その手口も巧妙になっている。大学に合格した新入生が、実家が貧困なために奨学金などの補助を受けようと、大学のホームページから申請をしたところ、「教育省(日本の文部科学省に相当)関連の補助金が支給されることが決まりました。しかし、さきに授業料の一部でも指定の口座に振り込んでください」との連絡を受けた。実は、学生が申し込んだのは詐欺グループの偽のホーブページだったのだが、親戚中から借りた1年分の学費など約1万元(約16万5000円)を騙し取られてしまった。その後、学生は騙されたことが分かり、警察に被害届けを出したが、あまりのショックで倒れてしまったという。

 一方、実社会の経験が乏しい学生とは違い、知的水準が高い中国の名門大学・清華大学の教授がネット詐欺事件で1760万元(約2億9000万円)という大金を騙し取られたことも大きな話題になっている。この教授は北京市内に所有するマンションの売却代金を詐欺グループの指定する銀行口座に振り込んで被害にあったという。

NEWSポストセブン

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