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岸信夫防衛相 「国民の平和な暮らし、領土・領空・領海を守り抜く」 祖父・岸元首相や、兄・安倍前首相とのエピソードも語る (2/3ページ)

 --英国やフランス、ドイツなどが艦船派遣を表明している

 「英国は最新鋭空母『クイーン・エリザベス』を派遣してくる。これまで、欧州諸国はインド太平洋地域への関心は高くなかった。アジアの抱える課題がグローバルな問題になってきた」

 --防衛省・自衛隊の現場の士気はどうか

 「極めて高いと断言できる」

 --今年は東日本大震災から10年。あの災害派遣は国民の自衛隊への信頼を高めた

 「地震と津波、原発事故が重なる未曽有の災害に、自衛隊は迅速に動き出した。人命救助や行方不明者の捜索、基礎的インフラの確保、被災者の生活支援などに当たった。献身的に活動する自衛官の姿に、多くの国民が感銘を受けた。その中には、自分や家族が被災者という自衛官もいた。それまでも、災害派遣に出動した地域では自衛隊の評価は高まったが、東日本大震災の活動は大きな反響を呼んだ」

 --防衛相就任から7カ月、全国の部隊を回っていると聞く

 「これまで約30カ所の部隊などを訪れ、実情を直接目で見て、隊員の皆さんと話し、激励してきた。コロナ禍でもあり、自衛隊中央病院(東京都世田谷区)や、防衛医科大学(埼玉県所沢市)も視察した。組織として感染症対策がしっかりしているうえ、精力的にコロナ患者の治療に当たっていた。これからも、現場を回るつもりだ」

 --自衛隊には「予算不足」「人員不足」という悩みがある。国防ジャーナリスト、小笠原理恵氏の『自衛隊員は基地のトイレットペーパーを「自腹」で買う』(扶桑社新書)という本もある

 「自衛隊員の基本的生活の部分を確保していくのは当たり前だ。すでに改善に着手しており、(他に問題はないか)注意している。限られた財政状況のなか、予算や人員を柔軟かつ合理的に配分していく。近年、防衛費は毎年増やしている。国民の理解を得て、自衛隊の活動に必要な予算を確保していきたい」

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