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テドロス氏、本気か!? WHO事務局長「2期目」に意欲 新型コロナ対応では中国ベッタリ、失策連発

 世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長が、来年の事務局長選で再選を目指していると米医療専門メディアが報じた。中国ベッタリと揶揄(やゆ)されたテドロス氏は、新型コロナウイルス感染の初動対応に失敗、パンデミック(世界的大流行)を止められなかった責任も重いが、本気で立候補するのか。

 米医療専門メディアの「スタット・ニュース」が3日、テドロス氏に近い筋の話として「次期事務局長選に立候補する意向だ」と報じた。

 テドロス氏はエチオピアの保健相や外相を歴任し、2017年にアフリカ出身者として初めてWHO事務局長に就任した。このポストは任期が5年で、2期まで認められている。

 WHOの加盟国が今秋までに候補者を指名し、来年春の年次総会で選ばれる予定だ。

 当然ながら同氏への風当たりは強い。中国発の新型コロナウイルスの警鐘を世界に鳴らすべき立場にありながら、昨年1月22日に「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態宣言」の発出を見送り、同月30日まで遅らせた。中国共産党政権への忖度(そんたく)との見方も根強かった。

 ウイルスの起源解明にも手間取り、今年1月から2月にかけて中国・武漢に国際調査団を派遣したが、「武漢ウイルス研究所から流出した可能性は極めて低い」とする調査報告書しか発表できなかった。

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