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変異株第4波、最前線医師が警鐘「元気な50~60代も重症化」 初期症状は「喉がイガイガする軽い症状から」 (1/2ページ)

 政府は東京都、大阪府など4都県に発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言を31日まで延長し、愛知、福岡2県を追加する。感染第4波では重症者が急増しているが、最大の要因が変異株だ。重症患者の治療に当たる医師は「元気だった50~60代も重症化する」と述べ、最前線の厳しい状況を明かす。

 

 東京都のモニタリング会議の資料によると、2日時点で感染力の強い英国由来の「N501Y」変異株の割合が約68%に達した。インド由来の「L452R」も5例確認された。小池百合子知事は6日、「変異株は感染力が強く、若い人でも重症化する」と強調した。

 大阪府の吉村洋文知事も「短い期間では(感染抑制は)難しい。措置も緩めるわけにはいかないと思う」と厳しい状況を語る。

 東海大医学部付属病院高度救命救急センター(神奈川県伊勢原市)の守田誠司所長は「第3波では重症患者は基礎疾患のある70~80代が中心だったが、第4波では50~60代の元気だった患者も重症化している」と話す。

 患者の処置では酸素マスクでも呼吸が改善しない場合、人工呼吸器を使い、さらに重症の場合は人工心肺(エクモ)を用いるのが一般的だ。

 「すぐに人工呼吸器が必要になる患者は第3波までは1~2割だったが、今回は7~8割もいて、数日でエクモを着用しないと間に合わない患者もいる。使用できる薬も増えているが、重症化が速く改善の効果が見えにくい」と守田氏。

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