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【加賀孝英 スクープ最前線】絶望想起…習主席に異変!? 日米英蘭で連合艦隊、インドや豪州も参加へ「対中包囲網」拡大 バイデン米政権の“本気度”に不安も (3/3ページ)

 マイク・ポンペオ前国務長官も「バイデン氏は『中国共産党は競争相手』というが、われわれは世界各地の友人と競争する」「中国は競争相手ではなく、立ち向かうべき敵だ」などと、ニュース番組などでコメントしている。

 つまり、バイデン氏が「競争相手」と強調するのは、中国との全面対決を避け、習氏に「中国共産党の存続と専制主義は認める」と伝えている、と分析しているのだ。

 ■紅軍長征湘江戦の絶望想起

 こうしたなか、習氏の異変が伝えられる。以下、日米情報当局から入手した情報だ。

 「習氏は4月25日、広西チワン族自治区桂林市にある『紅軍長征湘江戦役記念館』を見学し、演説した。湘江戦では、紅軍8万の兵が約3万に減った。習氏はこの絶望的苦戦を現状に重ね、『最も困難の時期を耐えることだ。そうすれば奇跡的な勝利を続けられる』と発言。『習氏が弱音を吐いた』と衝撃が走った」

 「中国は、菅義偉政権が台湾問題などで、米国と一緒に対中強硬政策を宣言したことに、『習外交の歴史的大失敗だ』と衝撃を受けている。習氏は7日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と電話会談し、『東京五輪の開催を支持する』と言った。習氏は『日本に見捨てられたら、G7は来年の北京冬季五輪ボイコットで結束し、自分は失脚する』と怯(おび)えている」

 国際法無視。尖閣諸島と台湾強奪のたくらみ。人権侵害。知的財産の窃盗。サイバー攻撃。他国を恫喝(どうかつ)して恥じない戦狼外交…。

 怒りを込めていう。ふざけるな。日本は中国に屈しない。中国の暴挙を、断じて許してはならない。

 ■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍し、数々のスクープで知られている。

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