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【解剖 政界キーマン】小池百合子都知事 東京五輪、開催か中止か…注目される言動 新型コロナ対策に手詰まり感も (1/2ページ)

 東京都の小池百合子知事はゴールデンウイーク前、ブレーンや都議らと公務の合間を縫ってミーティングを重ねていた。参加した一人がいう。

 「そこでは、『東京五輪は無観客で』など、いろいろなアイデアが出されました。知事? いや何も言いません。ただ黙って聞いています」

 東京で新型コロナウイルスの変異株が拡大すると、確保病床5594床(6日時点)は一気に埋まる。東京五輪の開会式(7月23日)まで3カ月を切り、小池氏が直面する課題は重い。

 「あらゆることをリセットして、じっくり考えている。そのための意見聴取だ」(同)

 新型コロナ対策の主役は地方自治体の首長だ。感染状況、医療体制、経済圏など、地域事情によって違うからだ。小池氏はこの1年、らしさを発揮したと思う。

 営業自粛の協力金を、国や他の自治体に先駆けて最初にひねり出したのは小池氏だった。昨年の緊急事態宣言時に、東京都の独自財源から感染拡大防止協力金50万円などを決めた。これが、政府の休業支援金・給付金などにつながった。得意のメッセージも、「ロックダウン(都市封鎖)」という目立つ言葉が危機感を生み出した。

 しかし、長期化によって対応に「後手感」も否めなくなってきた。

 「都独自の財布も底をつき支援も限界だ。メッセージも繰り返しになっている」(都庁幹部)

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