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日米仏豪が共同訓練 インド太平洋に“対中包囲網” 後半の東シナ海には海自の水上艦計7隻や潜水艦、哨戒機が集結

 自衛隊と米国、フランス、オーストラリア各国軍による離島防衛の能力向上を目的とした共同訓練「アーク21」が11日、九州各地や東シナ海で始まった。軍事的覇権拡大を進める中国は、沖縄県・尖閣諸島や台湾への野心をあらわにしている。海上自衛隊や各国海軍は計11隻の水上艦による訓練を実施する。

 「『自由で開かれたインド太平洋』のビジョンを共有する4カ国の協力関係を一層深化させたい」

 岸信夫防衛相は11日の記者会見でこう語った。東シナ海で日米仏豪が訓練するのは初めて。

 海自トップの山村浩海上幕僚長は「島嶼(とうしょ)防衛の戦術技量の向上と米仏豪との連携強化を図りたい」と強調した。

 17日までの日程後半、東シナ海で行われる訓練では、海自のヘリコプター搭載型護衛艦「いせ」や、イージス艦「あしがら」「こんごう」、輸送艦「おおすみ」など水上艦計7隻や潜水艦、哨戒機が活動。

 米軍のドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ」と哨戒機、輸送機オスプレイ、仏軍の強襲揚陸艦「トネール」とフリゲート艦「シュルクーフ」、豪軍のフリゲート艦「パラマッタ」も加わり、対潜水艦戦や航空自衛隊のF2戦闘機も入った防空訓練を展開する。

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