記事詳細

【有本香の以読制毒】自民で囁かれる五輪の“豊洲移転論法”「小池中止爆弾」炸裂か 五輪もコロナも出入国管理が肝 依然グダグダ日本政府のコロナ対策 (1/3ページ)

 10日発行の本紙1面に、小池百合子都知事の顔写真とともに、「五輪中止決断あるか」という見出しが躍った。2面を見ると、政治ジャーナリスト、鈴木哲夫さんの寄稿である。

 鈴木さんとはテレビのレギュラーをご一緒した縁もありよく存じ上げているが、小池氏に関して鈴木さんの取材は常に確度が高い。その鈴木さんの寄稿は、小池氏が「五輪中止」を言い出す可能性を示唆している。

 自民党内にも、「やりかねない」という声がある。何しろ5年前、科学的にも法的にも何ら問題のない築地市場の豊洲への移転を、引っ越しのわずか2カ月前になって独断で停止した人だ。多くの人がそう思うのもうなずける。

 当時、小池氏は、長年、豊洲移転を反対してきた共産党のネタに便乗するかたちで、「豊洲移転を立ち止まる」と宣言した。

 今、折しも時は五輪開会まで約2カ月。共産党支持者らも巻き込んだ「五輪中止」キャンペーンが展開されている。「2カ月」「共産党」というワードがたまたまそろったが、小池氏がこれらに乗らない保証はない。

 五輪反対勢力は「コロナで国民を犠牲にして五輪開催か」と、一見正論風の理屈を展開している。

 先週の本コラムで、昭和天皇のお言葉を引いて説明したとおり、皆が反論しにくいお題目を掲げて、自分たちの政治目的へ民衆を誘導するのは共産主義者の十八番。五輪反対も、豊洲市場反対もその構造は同じだ。

関連ニュース