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中国念頭の共同訓練、日米豪仏「参加定例化」へ 陸上部隊による国内初の実動訓練 中国は新たに強襲揚陸艦の開発 (1/2ページ)

 自衛隊と米国、フランス、オーストラリア各国軍による離島防衛の能力向上を目的とした共同訓練「アーク21」は17日、最終日を迎えた。軍事的覇権拡大を進める中国は、沖縄県・尖閣諸島や台湾への野心をあらわにしている。先週末に公開された日米仏の共同訓練は、離島への着上陸と市街地戦闘などが想定された。3カ国の訓練は今後定例化されるという。

 「太平洋国家として日米と認識を共有している。今後も日本で訓練を続け、相互運用能力の向上を図りたい」(仏陸軍のマルカイユ中佐)

 「フランスが参加し、良い機会となった。戦術技能の共有は重要だ」(米海兵隊のネルソン中佐)

 米仏の指揮官は、今回の共同訓練の意義をこう強調した。

 陸自は15日、宮崎県えびの市と鹿児島県湧水町にまたがる霧島演習場で、仏陸軍、米海兵隊との共同訓練を報道関係者に公開した。演習場を離島に見立てて、陸自のCH47大型輸送ヘリコプターから部隊を投入する「ヘリボン」作戦や空港のターミナルビルを占拠した敵を掃討する想定の市街地戦を展開した。日米仏の陸上部隊が日本国内で実動訓練したのは初めて。

 オーストラリアも交えた東シナ海での海上訓練と合わせ、4カ国は九州周辺で離島防衛の能力向上を主な目的とした訓練を行った。

 中国が、東・南シナ海で軍事的緊張を高めるなか、水陸両用作戦の実戦的な内容を誇示し、牽制(けんせい)する狙い。今後も連携を強化する考えだ。

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