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任期1年を切った文大統領に不穏報道 退任後「1年内に監獄に行く可能性」と韓国紙 頼みはサムスン李副会長の赦免か 依存する中国か (2/3ページ)

 聯合ニュースによると、演説後の質疑応答で、サムスングループ経営トップの李副会長について、経済界などから赦免を求める嘆願書が提出されているとして、「現在半導体競争が世界的に激化しており、競争力をさらに高めていく必要があることは明らかな事実だ」と言及した。

 韓国事情に詳しい朝鮮近現代史研究所所長の松木國俊氏は「財閥の解体を目指してきた文大統領が李副会長を赦免したいはずがなく、支持率回復の効果があって初めて考慮する話だろう。経済成長の目標を達成するにはサムスンに代表される財閥に頼るしかない状況だ」と指摘する。

 サムスンの今年1~3月期の業績はスマートフォンが好調で営業利益が前年同期比45%増だったが、半導体部門の営業利益は16%減少した。

 最先端の半導体製造ラインでも、ファウンドリー(受託製造会社)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が大きくリードしている。

 松木氏は「TSMCは日本、米国や台湾で積極的な研究開発や設備投資を行っているが、サムスンはトップ不在で中長期的な戦略を描けない状況にある」とみる。

 朝鮮日報(日本語電子版)は、サムスンが世界首位を守ってきたメモリー半導体事業でも米国メーカーに技術で逆転を許すなど「中心的な経営陣が数年にわたり、捜査、裁判、収監されている間、ライバル企業が攻撃的な投資でサムスンとの格差を縮めている」と報じた。

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