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米国、東京五輪“支持”継続 選手団「限定枠」で派遣、各国にも影響の可能性 日本ではワクチン遅れ…開催に否定的な声も (1/2ページ)

 米国務省が新型コロナウイルスの感染状況を理由に、日本への「渡航中止」を勧告したが、サキ米大統領報道官は25日の記者会見で、東京五輪への米選手団派遣に関し「厳しい手続きを経て渡航する限定的な枠」で日本に渡航すると述べた。最大規模の選手団と有力スポンサーを抱える米国が開催を後押しした形だが、緊急事態宣言下の国内では五輪に否定的な声も根強く、ワクチン接種の加速など感染対策が大きな課題となる。

 サキ氏は「バイデン大統領は選手らを支援している」とも強調。開催に向けた日本の努力を支持する姿勢を重ねて表明した。選手団について「特殊な入国・移動のルールと手続き」に基づき渡航すると説明し、一般の旅行者らとは別枠になるとの認識を示した。その上で「五輪を巡る米国の立場に変わりはない」と明言した。

 日本の状況については「五輪に向け日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)が慎重に検討している。日本政府は公衆衛生が優先事項だと強調している」と述べた。

 五輪に大きな影響力を持つ米国の動向は各国選手団の派遣に影響する可能性もある。

 米国務省は24日、日本に対する渡航警戒レベルを4段階で最も厳しいレベル4に引き上げた。過去28日間の新規感染者数で、10万人当たり100人を超える状態が継続すると最も厳しいレベル4となり、120人の日本は21日に基準に達した。CDCの基準でレベル4に指定されているのは、欧州連合(EU)など約150カ国・地域に及び、米国自身もレベル4だ。

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