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ウイルスが武漢研究所から流出、米は否定せず 中国にデータ提出要求 WHOの報告書に異議 来月G7の主要テーマか (1/3ページ)

 ジョー・バイデン米大統領は26日、新型コロナウイルスの「起源」に関する重大声明を発表した。中国・武漢市にある中国科学院武漢ウイルス研究所からの漏洩(ろうえい)説について、米情報機関が否定していないことを明らかにしたのだ。習近平国家主席率いる中国に対し、関連データの提出も求めた。「中国ベッタリ」と揶揄(やゆ)されるテドロス・アダノム事務局長の世界保健機関(WHO)の国際調査団は今年3月、「(漏洩の)可能性は極めて低い」との報告書を出したが、これに異議を唱えたことになる。来月11日から、英コーンウォールで開催される先進7カ国(G7)首脳会談でも主要テーマとなりそうだ。 【3面に関連記事】

 「(世界各国と連携して)すべての関連データと証拠の提供に応じるよう、中国に圧力をかける」

 バイデン氏は注目の声明で、こう強調した。世界中で340万人以上の死者が出ている新型コロナウイルス。行間には、中国共産党政権への不信感と怒りがにじんでいるように感じた。

 声明によると、バイデン氏は5月に入って情報機関から新型コロナの「起源」調査の報告書を受け取った。情報機関内には「中国の研究所からの漏洩説」と「動物由来説」を支持する見方があり、現段階で「決定的な結論には至っていない」という。

 このため、バイデン氏は追加調査を指示し、90日以内の再報告を求めた。追加調査の内容には中国に対する「具体的な質問」も含まれているという。

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