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【高橋洋一 日本の解き方】2カ月後の日本はどうなっている? ワクチン接種加速で感染減少、状況次第で五輪有観客開催も (1/2ページ)

 東京五輪・パラリンピックは7月23日から8月8日(パラは8月24日から9月5日)までの期間、開催を予定している。新型コロナウイルスの感染や緊急事態宣言の動向、ワクチンの接種状況などをかんがみて、そのときの日本はどうなっている可能性があるだろうか。

 まず、ワクチン接種と新型コロナ感染状況の関係をみてみよう。先進7カ国(G7)ではワクチン接種の一定期間後、感染は確実に抑制されている。

 カナダ、フランス、ドイツは、100人当たりのワクチン接種が24回程度になると新規感染率(人口比)がピークとなり、それ以降、減少傾向に転じている。イタリアでは12回程度から減少している。これらの国では、ワクチン接種直後に1度ピークが来ているが、その後再び感染の波が来たために、接種が一定以上になって再びピークアウトしている。

 英国と米国ではワクチン接種の直後から減少しているが、これは波がなかったからだろう。

 いずれにしても、G7諸国の例でみると、遅くとも24回程度、早ければ直後から減少に転じると思われる。日本は、ワクチン接種開始直後に1度ピークを迎えている。再び波が来るとしても、遅くても24回程度でピークアウトするだろう。

 5月24日時点で国内の接種回数は100人当たり7・5回だ。現在1日60万回ペースで接種が行われているので、24回まではあと約1カ月である。

 日本のケースに当てはめれば、このまま新たな波が来なければ、今の減少傾向が続くだろう。もしもう1回波が来ても、遅くともあと1カ月以内でピークアウトすると考えられる。

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