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【中国暴発】習主席は軍を完全掌握していない!? 相次ぐ大物幹部の汚職摘発で露呈…軍内部に習氏を恨む人脈存在 (1/2ページ)

 中国の奥の院(中南海)で、熾烈(しれつ)な暗闘が展開されている。

 2020年5月に、中国造船大手「中国船舶重工集団」(現・中国船舶集団)の胡問鳴元会長が党籍剥奪処分となった。同集団は、国産空母「山東」建造の基軸企業だ。

 19年に同集団社長だった孫波は懲役12年の判決を受けた。この胡問鳴と孫波の摘発は大きな事件だ。発注元が中央軍事委員会の装備発展部(=かつての総装備部)だから、捜査が遡及(そきゅう)するのは当然の流れである。

 装備発展部は「汚職体質の伏魔殿」といわれ、しかも江沢民元国家主席派の巣窟である。装備調達は利権絡みの発注が多い。

 中国海軍副参謀長だった宋学は先月、重大な規律違反容疑で、全国人民代表大会(全人代=国会に相当)代表の役職を罷免された。宋学は空母開発に関わった。

 大手国有企業「中国兵器工業集団」の尹家緒元会長が4月に逮捕された。尹家緒は、傘下の「長安汽車集団」のCEOを務めた。長安汽車集団は、米フォードや日本のマツダと提携した軍系の自動車企業である。

 続いて、同「中国核工業集団」の幹部、劉厚成が「規律違反」「法律違反」として逮捕された。

 中国兵器工業集団は、国務院国有資産監督管理委員会が管理、監督する。総資産約6兆3500億円、19年の売り上げは約7兆5000億円というマンモスである。

 銃器、弾薬の開発と製造。装甲車、戦車、無人偵察機などの航空機、ミサイル、水陸両用車、爆弾などの軍事製品の製造。また、民間向けにレーダー・光学製品、各種機械、化学製品、爆発物やブラスト材の製造を行い、国内では土木建設も行う。このグループの中に、中国最大の兵器製造企業「ノリンコ」(中国北方工業公司)がある。

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