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献血募集「鬼滅」起用は“効果絶大” 一方で継続できない切実な悩みも「今回の予算は県が負担したこともあって…難しい」 (1/2ページ)

 コロナ禍で献血希望者の募集に苦労する日本赤十字社だが、社会現象を巻き起こしたあの大人気作品が、献血不足の“救世主”となった。かつては献血キャンペーンで使用したキャラクターが思わぬ批判を浴びたが、漫画やアニメの強さを見せつけた形だ。

 徳島県赤十字血液センターは、5月15~31日の期間で『鬼滅の刃』の限定ポスター(A3判)をプレゼントするキャンペーンを実施した。

 対象を予約した県内在住者に限り、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)版と、最強の剣士として人気の高い煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)版をそれぞれ1500枚用意した。

 鬼滅パワーはすさまじく、4月に1531本だった献血数(400ミリリットル)が、5月には1884本へと増加。30日には急遽(きゅうきょ)、献血バスを派遣するほどの盛況だった。

 「このような反響は初めてだろう」と話すのは県赤十字血液センター献血推進課の担当者。「キャンペーンを継続したい思いはあるが、今回の予算は県が負担したこともあって難しい。今後の献血希望者の減少を懸念しているため、16~69歳までの健康な方には協力をお願いしたい」と呼びかけた。

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