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トランプ氏、中国に“10兆ドルの賠償請求”を主張 コロナ流行の責任で「説明責任と補償を求めるときがきた」 次期大統領選への意欲も (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ前米大統領は5日、南部ノースカロライナ州で開かれた共和党集会で演説した。公の場での演説は3カ月ぶり。2024年大統領選への再出馬を示唆する一方、中国について新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の責任を指摘し、10兆ドル(約1100兆円)の賠償請求を主張した。中国・武漢の中国科学院武漢ウイルス研究所からの「漏洩(ろうえい)説」が再燃するなか、大きな流れになるのか。

 「米国と世界は、中国共産党に説明責任と補償を求めるときがきた。われわれは結束して、『中国は支払わなければならない』と宣言しなければならない」

 トランプ氏は演説で、こう訴えた。米CNNが報じた。

 新型コロナの「起源」をめぐっては、ジョー・バイデン米大統領が先月末、武漢ウイルス研究所からの「漏洩説」を否定せず、情報機関に追加調査を指示した。英国とノルウェーの研究者が近く、「ウイルスは研究所の実験室で作成された」という論文を発表するとの報道もある。

 こうしたなか、現職大統領時代に機密情報を知る立場にあったトランプ氏が「中国への賠償請求」について言及した意味は大きい。トランプ政権のマイク・ポンペオ国務長官は昨年5月時点で、新型コロナについて、中国の研究所が発生源である「大量の証拠がある」といい、中国の隠蔽を非難していた。

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