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「金与正が兵士ら10人を処刑」北朝鮮幹部が米メディアに証言 (2/2ページ)

 RFAは昨年、恵山の男女6人からなるグループが金塊の合計量は154.8キロを中国に密輸した容疑で逮捕された件を報じている。これが、両江道の幹部が語る事件と同一のものであるかは定かでないが、同じ時期に大掛かりな金塊密輸が2件も摘発されるとは考えにくく、どこかでつながりがあると考えるのが自然だろう。

 いずれにせよ、北朝鮮で貴金属の密売は極めて重大な犯罪であり、刑法附則でも最高刑は死刑と定められている(文末参照)。

 しかし法で定められている以上、司法機関が粛々と執行すれば済む話だろう。本当に金与正氏が処刑の指揮を取ったとすれば、宣伝扇動部副部長としての職務の範囲にしばられず、兄と同じ「超越的な権力者」としてふるまっていることになる。

 

【刑法第118条(貴金属、有色金属密輸、密売罪)】

 貴金属または有色金属を密輸、密売した者は1年以下の労働鍛錬刑に処す。大量の貴金属または有色金属を密輸、密売した者は5年以下の労働教化刑に処す。罪状の重い場合は5年以上10年以下の労働教化刑に処す。特に重い場合は10年以上の労働教化刑に処す。

 【刑法附則第6条(極めて重い形態の貴金属、有色金属密輸、密売罪)】

 貴金属、有色金色密輸、密売行為の罪状が極めて重い場合には死刑および財産没収刑に処す。

デイリーNKジャパン

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