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話題のアルツハイマー治療薬、日本ではいつ使える? エーザイが共同開発、気になる効き目と値段は (1/2ページ)

 日本の製薬大手エーザイと米バイオ医薬品大手バイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」が米食品医薬局(FDA)に承認され、大きな話題だ。気になる効き目や日本で使える時期、値段はどうなるのか。

 新薬への期待からエーザイの株価は8、9日と連日ストップ高だった。

 アルツハイマー病は、脳内に蓄積した「アミロイドベータ」というタンパク質が神経細胞を壊すことで認知機能の低下を招くと考えられている。アデュカヌマブは、アミロイドベータを除去する効果を持つ抗体医薬として開発され、一部の治験では、軽度認知症などの患者の記憶や言語、金銭管理や買い物などの動作の評価項目で悪化を約22%抑えたという。

 アルツハイマー病患者の治療にも携わるヒガノクリニック院長で精神科医の日向野春総氏は「アミロイドベータを作り上げる酵素をブロックする薬はこれまで20種類ほど開発されてきたが、心臓や腎臓への副作用のため実用化しておらず、アデュカヌマブも副作用に注視する必要がある。また、物忘れだけでなくアルツハイマー病の初期症状である『誰かに財布を取られた』というような妄想にも効果はあるのかもチェックが求められる」と語る。

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