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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】日米が途上国へのワクチン援助で中国に攻勢 米民主・共和両党議員の訪台は「米国民の総意」に等しい (1/2ページ)

 日本政府は先週末、新型コロナウイルスのワクチン調達が難航していた台湾に約124万回分を送り届けた。米国も75万回分を国際枠組み「COVAX(コバックス)」を通じて提供すると発表した。ワクチンに余裕がある国が、友好国・地域に援助する姿はあるべき姿であり、どんどん進めてもらいたい。

 米上院軍事委員会のタミー・ダックワース議員(民主党)と、元国務次官補のダン・サリバン議員(共和党)らは6日、米軍のC17輸送機で台湾を訪問した。ダックワース氏は「台湾とのパートナーシップ関係を重視している」と表明した。

 台湾の蔡英文総統は先月末、ワクチン購入について「ドイツメーカーとの交渉がほぼ完了していたが、中国の介入により契約できなかった」と語った。中国共産党政権は「ワクチン外交」で、世界を救っているかのようなパフォーマンスをしているが、これこそ「中国の本性」といえる。

 民主、共和両党の議員が一緒に訪台したのは、「米国民の総意」に等しい。米軍機で堂々と訪れたことで、「台湾への支援を誰にも邪魔させない」という強い意思が感じられた。台湾を重視し、「事実上の国家」として扱っているのだ。

 米国が重視するのは、台湾が「東アジアの平和と安定の鍵を握る」からである。台湾支援は、米国などの自由主義諸国の責任といえる。覇権拡大を進める中国共産党政権を、あらゆる分野で監視することが米国には求められている。

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