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伊勢神宮「天皇からのお供え物」を元職員がヤフオクに出品していた (1/2ページ)

 皇祖神・天照大御神を祀る伊勢神宮では、重要な祭礼の際に天皇から勅使が遣わされ、「幣帛(へいはく)」という絹織物などの供物が奉納される。

 「幣帛は供物の総称なので様々な物がありますが、『帛』とはもともとは布地を表わした語で、金銭のなかった古代、神に祈りを捧げる際には織物が貴重品として供えられていたことに由来します」(神社関係者)

 その貴重な幣帛が、ネットオークション「ヤフオク!」に出品されていることが発覚した。「伊勢神宮 超希少 撤下(お供えした後の)幣帛」という商品名で、説明欄にはこうある。

 〈伊勢神宮の撤下幣帛になります。紙に巻かれているのは正絹で白、黒、緑、黄色、赤。(中略)神嘗祭の準備でそれまでのを下げて、祭祀職員に配られます。値引きは可能です〉

 即決価格4万2000円で出品されたが、5月26日までに出品は取り下げられている。いったい何があったのか。

 「幣帛がヤフオクに出品されていることが神社関係者の間で知れ渡り、問題になったのです。確かに毎年10月に行なわれる神嘗祭で、天皇陛下から奉納された幣帛がお供えが終わった後、職員に配られることがある。職員が幣帛を関係者に譲ることはあるが、天皇陛下から奉納されたものをネットオークションに出品するなど聞いたことがない」(前出・神社関係者)

NEWSポストセブン

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