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金正恩住宅「背筋が凍った」…500人生き埋めの生々しい記憶 (1/2ページ)

 北朝鮮の首都・平壌市では今年3月23日、金正恩総書記の出席の下、「平壌市1万世帯住宅」建設の着工式が行われた。

 国営の朝鮮中央通信はこの住宅建設事業について、「大規模住宅建設は、わが党と政府にとって最重大課題」であり、「党中央委員会第8期第2回総会の決定を決死の覚悟で貫徹するための壮大な創造大戦である」と意義を強調した。つまりは金正恩氏が今、最も重視している事業だということだ。

 しかし、現場の実情はお寒い限りだ。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、建設工事は主として軍が担っているが、兵士たちが置かれた環境は惨憺たるものだ。慈江道(チャガンド)の情報筋はRFAに対し、次のように語っている。

 「先週(5月末)に建設工事支援のため、平壌の現場に行ってきたのだが、あちこちに『忠誠の報告をささげよう』というスローガンが掲げられて速度戦が督励されていたが、1日にやっと2~3時間の睡眠しかとれない兵士たちは苦痛を訴えていた。何日か雨が降り続いたのに、何の対策もなく野積みにされた鉄筋が真っ赤に錆びても、気に掛ける人が誰もいない。セメントの混合比率も基準以下なのを見て驚いた」

デイリーNKジャパン

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