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“ニセSMS”にご注意! ワクチン予約を偽る手口、半年で被害5億円超 内容が公式サイトに明記されているか常に確認を (2/2ページ)

 ITジャーナリストの高橋暁子氏は「いずれの詐欺も金銭が目的で、ランダムな携帯番号にメッセージを送るため未然に防ぐことは容易ではない。犯罪者側は送りつけることのできた番号を『利用されている携帯番号』として、立て続けにメッセージを送りつけてくることもある」と解説する。

 フィッシングとは、実在する組織を名乗り、アカウントIDや口座番号などの個人情報を詐取すること。宅配業者や金融機関、電力会社、家電量販店などを装うことが多く、フィッシング対策協議会によれば、5月に報告されているだけで海外を含む84ブランドが悪用され、3万5000件を超えているという。

 警察庁によると、2020年上半期のインターネットバンキングにかかわる不正送金の被害件数は885件で、被害額は約5億1200万円。多くがSMSやメールからフィッシングサイトに誘導する手口で、毎年増加傾向にあるという。

 被害に遭わないためには何が必要か。前出の高橋氏は「具体的なブランド名や官公庁を名乗ってだましてくるので、メッセージの内容が公式サイトに明記されているのかを常に調べたほうがいい。人間の不安な心理を利用する手口には年齢や性別に関わらず注意が必要で、今後も五輪関連や年末にかけてのキャンペーン詐欺などが予想される」と警鐘を鳴らした。

 不審なSMSは徹底して無視することだ。

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