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中国機28機が台湾防空識別圏に進入 昨年9月以降“最多”で挑発本格化 台湾空軍の警告に、中国側「ここは公海だ」などと応答 (2/2ページ)

 中国共産党政権による人権弾圧や軍事的覇権拡大に対し、自由主義諸国は、毅然(きぜん)とした姿勢を見せている。

 G7首脳会議が13日に採択した共同声明では、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と記された。14日に開かれた北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議でも、共同声明に中国の脅威が盛り込まれた。

 中国の動向と、今後の情勢をどう見るか。

 評論家で軍事ジャーナリストの潮匡人氏は「中国は、G7の『台湾海峡の平和と安定』という声明に対抗し、『一つの中国』を行動で示したのだろう。進入機の飛行ルートを見ると、台湾が実効支配する南シナ海のプラタス(中国名・東沙)諸島だけでなく、台湾本島への攻撃意図を持っているとも解釈できる。中国は、欧米諸国が声明だけでなく、行動に出られるかを値踏みをしている。もし、進入機数が3桁に増えれば、台湾空軍単独での対応が厳しい事態になるかもしれない。日本も欧米と歩調を合わせるならば、台湾周辺海域での演習や、日本のレーダー情報を台湾に提供するなどの方法がある」と語った。

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