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インド株猛威に専門家警鐘「若者の接種加速させるべき」 国内のデルタ株が約7割に達するとの試算も イスラエルでは感染者の半数以上が子供 (1/2ページ)

 国内の新型コロナワクチン接種回数は22日時点で3400万回を超え、高齢者の1回接種率は約49%、2回接種率も15%を超えた。高齢者の感染割合も低下しているというが、問題は若者の感染増加だ。東京都の23日の新規感染者619人のうち、20~30代が約半数を占める。インド由来の変異株も日増しに拡大しており、専門家は「若者の接種を加速させるべきだ」と提言する。

 菅義偉首相は23日開いた感染症対策に関する関係閣僚会議で、ワクチン接種状況は「直近1週間では800万回を超えて増えている」と強調した上で、新規陽性者に占める高齢者の割合も低下したとの認識を示した。

 感染収束の切り札であるワクチンだが、懸念されるのはデルタ株だ。東京大の仲田泰祐准教授らの試算では、ワクチン接種が1日100万本のペースで推移しても、五輪後の緊急事態宣言の再発令は免れないという。120万本まで増やし、緩やかに経済を回復させれば再発令を避けられる可能性があるが、変異株の不確実性が高いとした。

 厚生労働省にコロナ対策を助言する専門家組織の会合では、京都大の西浦博教授から、五輪が開幕する7月23日にデルタ株が約7割に達するとの試算も示された。脇田隆字座長は「(東京は)リバウンドの状況ではないか。特に若い人を中心に都心部から感染が始まっている」と指摘した。

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