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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】人体の影響探るべく「クマムシ」5000匹が宇宙旅行 10年間の無代謝状態から復活も (1/2ページ)

 宇宙旅行は年々行きやすくなっているが、じつはまだ多くの問題が残っている。なかでも大きな問題は、宇宙から来る放射線の人体への影響だ。

 かつて月に行った米国のアポロ計画に参加した宇宙飛行士は心臓や血管の病気での死亡率が高い。1968~72年にアポロ計画で11回、月への有人宇宙飛行が行われたが、「訓練は受けたものの地球を離れなかった宇宙飛行士」や、「国際宇宙ステーション(ISS)の乗組員のように低周回軌道内で地球の近くにとどまった宇宙飛行士」と比べて、4~5倍も高い死亡率だった。

 これは、地球の磁気圏が作ってくれているバリアを越えて、たとえ短時間でも、その外側に行ったために違いない。

 ISSは「宇宙」といっても地球の半径の16分の1にしかすぎない。それでも、人体に多少の影響はないわけではない。これまでISSに滞在した宇宙飛行士は240人。滞在期間は数週間から数カ月が多く、長ければ1年だった。

 宇宙での人体への影響を調べるために「クマムシ」5000匹が「スペースX」に乗せられて、6月に宇宙に送られた。

 クマムシは大きさ0・05から1・2ミリメートルの小さな生物で、足が8本ある。世界中に住む。

 とても生命力が強い。150度の高温からマイナス200度を下回る低温、真空から7万5000気圧の広い圧力の過酷な環境に耐える。放射能にも強い。人間の致死量をはるかに超える放射線を浴びても平気だ。

 クマムシは冷凍された状態でISSに送られ、そこで蘇生(そせい)して宇宙空間の放射線にさらされる。

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