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FBやツイッター 香港政府による民主活動家の情報開示要求を拒否 (2/2ページ)

 香港政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官も香港の大学生らが「下心を持つ外部勢力」によって利用されているとして、「彼らはデモに参加することで外部勢力から350香港ドル(約5000円)をもらっている。彼らは中国政府を弱体化させたいか、中国に対してイデオロギー的偏見を持っているのだ」などと非公式に発言したことがある。林鄭氏は、その情報の出所について明確に語らなかったが、香港メディアはツイッターやFBなどのSNSが情報源としている。

 一方、FBなどを使った情報操作については、中国共産党政権も積極的に関与しているようだ。

 ツイッターとFBは2019年末の時点で、香港の民主化グループと敵対する勢力が偽名でアカウントを用いて民主化グループを分断しようとしているとして、これまでに約1万5000件ものアカウントを閉鎖したと発表している。

 デモ参加者を「ゴキブリ」と呼んだり、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のメンバーに例えたりする投稿もあった。あるアカウントはデモ隊に対して「香港にそういう過激な集団はいらない。出て行け」とツイートしていた。FBのサイバーセキュリティー対策責任者は「こうした動きを調査した結果、中国政府関係者とのつながりが判明した」と語っている。

 ツイッターは公式ブログへの投稿で、「国家の支援を受け、香港の状況、特に抗議運動と政治改革の要求に焦点を当てた重大な情報作戦があった」と指摘している。

NEWSポストセブン

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