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中国共産党100年に自民や立民などが祝辞 党内から疑問や不満の声噴出…山田議員「むしろ『抗議文』を出すべき」

 自民党や立憲民主党など、日本の主要政党や幹部が、中国共産党の創建100年を祝うメッセージを送っていたことを報じた、夕刊フジの記事(1日発行)は大きな反響を呼んだ。中国当局による人権弾圧や軍事的覇権拡大が国際社会で批判されるなか、「外交的儀礼」という理由で祝辞を送ることが、同盟・友好国や日本国民に理解されるのか。各党内でも、疑問や不満の声が噴出している。

 「今の中国が、世界に与えている脅威を踏まえれば、祝意どころではないはずだ。あまりにナイーブな案件で、党の外交部会などで事前に内容をもみ、むしろ『抗議文』を出すべきだった。(二階俊博幹事長が)個人的な立場で出すのであればまだしも、まったく解せない」

 自民党の保守系グループ「日本の尊厳と国益を護る会」幹事長の山田宏参院議員はこう語った。

 夕刊フジは注目記事で、自民党は二階氏、立憲民主党は枝野幸男代表、公明党は山口那津男代表、社民党は福島瑞穂党首の名前で祝辞が送られていたことを報じた。日本共産党と日本維新の会、国民民主党は現状を踏まえて送らなかった。

 自民党内では、「日本が、中国の行動を正当化したと受け取られかねない」(中堅議員)、「いまの党執行部はおかしい」(若手議員)、「このままでは『コアな支持層』が離れる」(中堅議員)などと、戸惑いや反発の声が聞かれた。

 立憲民主党内では、「習近平国家主席の演説は不愉快だったが、中国は最大の貿易相手国。突き放せば角が立つ」(ベテラン議員)、「人権弾圧への強い憤りを伝えなければ、誤ったメッセージを送ったことになりかねない。『(祝辞を送らなかった)日本共産党と違い、人権問題にきちんと対応しない』などと言われ、選挙に響くかもしれない」(閣僚経験者)などと、あきらめや不満の声が聞かれた。

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