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台湾有事想定の日米共同訓練 中国共産党100年、習主席「侵攻宣言」か 「これまでにない最終的な詰めに近い訓練」世良氏 (1/2ページ)

 習近平国家主席は1日、中国共産党創建100年の祝賀大会で、「台湾侵攻宣言」ともいえる好戦的な演説を披露した。「台湾有事」は「日本有事」であり、民主主義陣営の脅威といえる。陸上自衛隊と米陸軍は同日、鹿児島県・奄美大島で日米共同訓練を実施した。英紙は、自衛隊と米軍が東・南シナ海で「台湾有事」を想定した共同訓練を実施していると報じた。最高機密扱いの机上訓練も含むという。

 「中国に強い懸念を抱いている」「強固な日米同盟を内外に示す良い機会となった。共同対処の実効性が上がっていると実感した」

 吉田圭秀陸上幕僚長は1日、奄美大島での会見でこう語った。

 在日米陸軍のジョエル・バウル司令官も「この地域は敵対勢力と非常に緊迫した状況だ。有事の防衛能力を示すことが重要だ」と、中国を念頭に牽制(けんせい)姿勢を示した。

 奄美駐屯地では同日午後、陸自の03式地対空ミサイル(中SAM)と、沖縄・嘉手納基地が拠点の米陸軍の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の部隊がシミュレーターを使って、敵の航空機やミサイルを迎撃する手順を確認した。

 陸自と米陸軍の定期訓練「オリエント・シールド(東洋の盾)」の一環で、日米ミサイル部隊の共同運用能力をアピールした形だ。米軍は、中国の海洋進出に対抗して、南西諸島から台湾、フィリピンにかけての「第1列島線」にミサイル配備を強化する方針。

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