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【長谷川幸洋 ニュースの核心】欧米に「闘争」習氏の100年演説 先行きは内憂外患で爆発寸前 与野党祝電に米欧あきれ (1/3ページ)

 中国共産党の習近平総書記(国家主席)が、欧米諸国との軍事的対決を強く示唆した。党創建100年を記念した演説で、自由・民主主義陣営との関係悪化を念頭に「闘争」という言葉を繰り返し、国民に覚悟を求めたのだ。自国の人権弾圧や軍事的覇権拡大に対する反省や逡巡(しゅんじゅん)は皆無のようだ。米国では、新型コロナウイルスの「起源」をめぐる追加調査も進んでおり、来年の北京冬季五輪のボイコットも現実味を帯びてきた。内憂外患の習中国。ジャーナリストの長谷川幸洋氏が、暴発寸前の「赤い帝国」に迫った。

 習総書記は1日、北京の天安門広場で開かれた祝賀大会で演説した。「われわれは目標である『小康社会』を実現した」と成果を誇る一方、「われわれに圧力を試みる外国勢力は14億の中国人民が血肉で築いた『鋼鉄の長城』に打ちのめされるだろう」と強調した。

 習氏の好戦的姿勢が鮮明に示されている。中国を批判する「自由・民主主義勢力」と対決する決意を宣言した、と受け止めるべきだ。

 それは、「香港」や「台湾」といった具体的な地域名に言及した点にもみてとれる。米国や欧州、日本は首脳会議を開くたびに、それらに言及し、中国に自制を求めてきた。

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