記事詳細

勝者いない痛み分けの都議選 衆院選はワクチン次第 伸び悩んだ自民「親中派」への批判が影響か 「都民に勝たせたくないとの思いが…」 (1/2ページ)

 東京都議選(4日投開票)は、下馬評を覆す結果となった。菅義偉首相(総裁)の自民党は、前回選の大敗から第1党を奪還したが伸び悩み、公明党と合わせて目標の過半数には届かなかった。小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は「苦戦」が伝えられていたが、自民党と拮抗(きっこう)した。立憲民主党と共産党は議席を上積みした。都議選は次期衆院選の前哨戦とされただけに、菅首相と二階俊博幹事長には解散戦略の練り直しが迫られそうだ。

 「残念ながら自公で過半数割れが確実になった。どこが足らなかったかを精査し、来るべき衆院選に臨んでいかないといけない」

 自民党の山口泰明選対委員長は4日夜、記者団にこう語った。

 自民党は公明党との過半数を「勝敗ライン」と位置付け、序盤では獲得の勢いを見せていたが終盤に失速した。

 新型コロナ対策や、東京五輪・パラリンピックのあり方などが争点とされるなか、投開票時に新規感染者数が増加傾向にあったことや、先の通常国会で対中非難決議の採択が見送られ、党内「親中派」への批判が影響を及ぼした可能性がある。

 自民党ベテランは「都民に『自民党を勝たせたくない』との思いがあった」と頭を抱えた。

 第1党だった都民ファーストは序盤の情勢調査では「最悪、1桁もあり得る」という苦戦が伝えられていたが、小池氏の入院で状況は変わった。

関連ニュース