記事詳細

五輪直前に“日米防衛連携強化”の理由 岸防衛相と米司令官が会談 「同盟の絆」強調 識者「中国の横暴許さない強い覚悟」 (1/2ページ)

 岸信夫防衛相は12日、核抑止力を担当する米戦略軍のチャールズ・リチャード司令官と防衛省で会談した。習近平国家主席率いる中国共産党政権は、軍事的覇権拡大を進めており、核兵器開発も加速させている。「平和の祭典」である東京五輪の開会式(23日)が迫るなか、「日米同盟の絆」をアピールする狙いもありそうだ。

 「米戦略軍との連携を強化し、日米同盟の抑止力や対処力を強化することが不可欠だ。特に、核抑止やミサイル防衛作戦を極めて重視している」「日本の平和と安全にコミット(関与)していることに感謝する」

 岸氏は、リチャード氏と防衛省で会談し、こう語った。

 リチャード氏は「日米同盟は、この地域と世界の平和と安定の礎だ」と応じた。2人の意識の先には当然、中国がある。

 中国の習氏は1日、共産党創建100年の祝賀大会で、「国を強くするには必ず軍を強くしなければならない。世界一流の軍隊をつくり上げる」と演説した。

 現に、米情報機関を統括する国家情報長官室(ODNI)が4月に発表した年次報告書によると、中国軍は近代化を急速に進めており、核戦力では今後10年間で核弾頭の保有数の倍増を目指しているという。

関連ニュース