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【長谷川幸洋 ニュースの核心】防衛白書で初の「台湾」記述も…甘過ぎる対中認識 当事者意識が感じられず、親中派への配慮 抜本的見直しを (3/3ページ)

 米国在住の元中国共産党中央党校教授、蔡霞氏が最近、フーバー研究所から発表した論文によれば、中国は一貫して米国を「敵」と認識している、という。そのうえで、ジョー・バイデン政権の「競争相手」という対中認識の甘さを批判している。

 競争相手だとすれば、共存共栄が可能になる。それは、「希望的観測であり、無邪気すぎる」というのだ。

 中国は米国の同盟国である日本も同じように見ているだろう。日本の安全保障政策は、中国に対する基本認識から改める必要がある。

 ■長谷川幸洋(はせがわ・ゆきひろ) ジャーナリスト。1953年、千葉県生まれ。慶大経済卒、ジョンズホプキンス大学大学院(SAIS)修了。政治や経済、外交・安全保障の問題について、独自情報に基づく解説に定評がある。政府の規制改革会議委員などの公職も務めた。著書『日本国の正体 政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)で山本七平賞受賞。ユーチューブで「長谷川幸洋と高橋洋一のNEWSチャンネル」配信中。

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