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「夜の生活が強くなる」国民惑わす薬物に金正恩氏が危機感 (1/2ページ)

 北朝鮮で1日、日本の国会にあたる最高人民会議第14期第15回全員会議が行われ、「麻薬犯罪防止法」が採択された。北朝鮮で言う麻薬には、覚せい剤の類も含まれる。

 ここへ来て、こうした法が設けられたことは、かねて言われてきたとおり、同国内での違法薬物の乱用が、相当な水準に至っていることを示唆している。

 しかし、北朝鮮の刑法には、以前から麻薬密輸及び取引罪(第208条)、違法アヘン栽培麻薬製造罪(第206条)などが設けられており、最高刑は死刑となっている。このような強力な法律がありながら、どうしてまた、新たな法が必要になったのだろうか。

 そのヒントは、経済制裁に新型コロナ禍、自然災害の三重苦による、経済難の深刻化にある。北朝鮮国内のデイリーNK内部情報筋はかつて、次のように語っていた。

 「市民の多くがやっているのに、いくら取り締まりをしたところで無駄だ。我々全員を処刑することも、刑務所送りにすることも出来はしない。幹部も出勤前にキメているというのに、どうして庶民はダメなのか。1回キメれば、生活の苦労も忘れ、気持ちがいい。こんな世知辛い世の中、覚せい剤なしでは生きていけない」

 つまり覚せい剤は、生活苦から逃れるための手段になっている一面があるのだ。

デイリーNKジャパン

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