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【ギモン解消!!ワクチン接種Q&A】ワクチン副反応の「モデルナ・アーム」は心配不要 専門家「多くは数日で治まる」

 ワクチン接種後、何日もたってから腕に赤みやかゆみが出る人がいる。主に米モデルナ製のワクチンで見られる副反応で、海外では「モデルナ・アーム」との呼び方も。専門家は「多くは数日で治まるので心配不要」とした上で、必要に応じ市販のかゆみ止めを使うなどして対処するよう呼び掛けている。

 この副反応は米国での臨床試験(治験)でも報告された。接種箇所付近が赤くなったり硬くなったりする症状が接種の1週間後以降に出て4~5日継続。1回目の後の方が2回目より多かった。

 国内でも、順天堂大チームがモデルナ製の接種を受けた自衛官らを調査したところ、1回目の8日後と9日後に、腕に赤みが現れた人が4%前後、かゆみを訴えた人が3%近くいた。

 感染症に詳しい長崎大の森内浩幸教授(小児科)は「遅れて出る副反応は、アレルギー反応の一種」と説明する。結核菌への免疫の有無を調べるツベルクリン反応と同じようなタイプで、国内では接種の1週間~10日後ぐらいに出る場合が多いようだ。

 「アナフィラキシー」のような重症のアレルギー反応とは違い、2回目の接種にも差し支えはない。赤みが広がることもあるが、そのままでも数日で自然に治る。不快感を和らげるため、市販のかゆみ止めを使ったり冷やしたりしてもよい。森内さんは「そうした対処で解決しないほど症状が重い場合は皮膚科や内科を受診して」と話す。

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