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注目集める「分煙バス」 大規模イベントで幅広いニーズ 「受動喫煙対策」軒並み禁煙ははたして有効なのか? (1/2ページ)

 たばこ規制が進み喫煙場所が激減する中、横浜レンタカーなどを事業展開するオートスピリット(横浜市)の「分煙バス」が注目を集めている。

 2018年に導入以来、ラグビーワールドカップのパブリックビューイング会場や企業イベント、祭りや花火大会など、人が多く集まるさまざまな場所や催しで利用が進んでいる。

 東京オリンピック・パラリンピックは、競技会場の敷地内はもとよりラストマイル(最寄駅と会場を結ぶ導線)も完全禁煙となる。有観客で開催される競技会場とラストマイル上にある喫煙所は、期間中すべて使用できなくなる。

 オートスピリットでは、ただ「禁煙」を強行するのではなく全ての人によりよい環境を提供することを目的に、これまで競技会場を有する自治体に順次「分煙バス」の導入を働きかけてきた。その中で、ボクシング会場の両国国技館がある墨田区は、「受動喫煙の防止を1番に考慮しつつ、たばこを吸う人がいる以上、その環境に配慮することも自治体の大事な役目」という考えから「分煙バス」の採用を決定していた。「ラストマイルから外れた場所に新たに喫煙所を設けることも考えられますが、付近には子育て関連の施設があるし、そもそもたばこの煙を嫌う住民も多いと思うので、常設する必要のない『分煙バス』は最適でした」と区の担当者が採用理由を明かしてくれた。

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