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注目集める「分煙バス」 大規模イベントで幅広いニーズ 「受動喫煙対策」軒並み禁煙ははたして有効なのか? (2/2ページ)

 ホッケー会場の大井ホッケー競技場のある品川区も同様の考えで「分煙バス」の導入を決めていた。「何より吸える場所がなくなることで路上喫煙や隠れたばこ、吸い殻のポイ捨てが増えるのを心配しました」と区の担当者は話す。代替案のない規制は、必ず反動・反発を生むという思いもあったという。

 無観客開催が決まり、これらの場所での「分煙バス」の出番はなくなってしまったが、同社の市毛秀隆専務は、「人の大勢集まる催しやアウトドアイベントなどに必ず仮設トイレが設置されるように、『分煙バス』のニーズは幅広いと思います」と話す。「ただ世の中を軒並み禁煙にしていくことが本当に受動喫煙対策として有効なのか。私はそうは思わない。そのためにも『分煙バス』の認知をさらに広めていきたいと思います」

 いち企業の小さな取り組みが、世の中に大きく広がっていくことに期待したい。

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