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【プーチンの国より愛を込めて】不要なモノを努力して売る社会に閉口 (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆さま!

 グローバル経済となった今、ほとんどの国でお金さえ払えば欲しいモノが手に入る時代となりましたが、その一方で、以前よりもさまざまな価値観の共有を求められることが多くなったような気がします。

 それは先日、切り替えのために新しいカードを銀行に取りに行ったときのことでした。待合室で名前を呼ばれた私が窓口まで近づくと、女性の銀行員にそこに座るように促されました。

 すると、ナタリアと自己紹介した30代の金髪女性の窓口係は、私にカードを渡す前に月々いくらか支払うだけでお得になるサービスの入会案内をしたいと申し出ると、何枚かのリストを私の目の前に出してきました。

 それらリストは、いわゆるクレジットカードに付帯するサービスで、例えば銀行が提供する食品配達、オンライン映画などの割引などが含まれていました。

 数秒間リストを一見した私は、ナタリアの申し出に丁寧な断りを入れたのですが、私の反応が予想外だったのか、彼女は少し驚いた表情をしながらサービスの必要性を私に納得させようと、何度も詳細に説明して同意を求めようとしました。

 それでも「いえ、結構です」と私が答えると、ナタリアは「あなた、この人生で何をしているの?」と尋ねてきたのです。

 その時の私は自分の耳から蒸気が出てきたような気分でしたが、しばらく沈黙していると、ナタリアはあきらめの表情とともに私に新しいカードを渡しました。

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