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東京コロナ感染、過去最高の2848人 本当に危ないのはワクチン「置き去り世代」

 東京都の27日の新型コロナウイルス新規感染者は過去最高の2848人だった。ワクチン効果で高齢者の感染が激減、死者数も少ないが、40~50代を中心としたワクチン「置き去り世代」の入院増で病床が逼迫(ひっぱく)しつつある。

 新規感染者は20~30代が計1500人超と半数以上を占め、65歳以上は78人とわずか2・7%。死者数も2月には1日30人を超えることもあったが、現状は多くて4~5人で、ゼロの日もある。

 感染者は今後3500人まで増えるとの予測もあるが、都の吉村憲彦福祉保健局長は年末年始の2000人台とは医療体制やワクチン接種などで状況が違い、死者が急増することはないと強調。「いたずらに不安をあおることはしていただきたくない」と要望した。

 東京五輪中止論者も息を吹き返しそうだが、現状の数字は五輪前の状況が反映されたものだ。「開会後、人出は減り続けている。五輪が悪い方に影響しているとは考えていない」(同)。自宅での五輪観戦はコロナ対策になっているようだ。

 懸念材料は40~50代の感染だ。重症者は50代が26人と最多。都の入院患者は前日から147人増え、軽症や中等症の患者で病床が埋まって新たな救急搬送が困難になる事案も出ている。

 政府は40~50代のワクチン接種を進める方針だが、一刻を争う事態だ。

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