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小さな爆発であっけなく吹っ飛んだ北朝鮮軍4千人の「生命線」 (1/2ページ)

 今月から始まった朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の夏季訓練。当局は「部隊が自主的に戦争準備を行い、党の勝利的前進を武力で担保しなければならない」と訓練の意義を強調しているが、当初から拍子抜けするような出来事が起きている。

 平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNKの朝鮮人民軍内部の情報筋は、道内に駐屯する第8軍団が、訓練初日から大混乱に陥った。今月1日の午前11時ごろ、軍団司令部の変圧器が爆発し、部隊全体が停電となったのだ。

 (参考記事:金正恩「居眠り処刑」再現も…全軍に特別警備を発令

 ところが、同様の事故が頻発していたことから、内部は「待てばそのうち復旧するだろう」と気楽に構えていたが、時間が経つにつれある問題に深刻な影響を及ぼしてしまった。その問題とは「食事」である。

 訓練に参加した兵士、独身の軍官(将校)など4000人は、軍団内の食堂で食事を取ることになっているが、停電のため炊事ができなくなってしまったのだ。内容は粗末であるとはいえ、食事は兵士らにとって唯一のたのしみであるだけでなく、栄養失調が蔓延する軍隊内では生命線そのものでもある。

 (参考記事:北朝鮮「骨と皮だけの女性兵士」が走った禁断の行為

デイリーNKジャパン

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