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すっぴんOK、愛想笑い不要 日本ではコロナ後も「マスク依存」が続く? (3/4ページ)

 「そんな大げさな」と思う人もいるだろう。しかし、コロナ禍で根深くなったマスク依存症の裏には、深刻な問題も隠れている。

 ◆「ノーマスク」を強要はできない

 もともと、精神科医の間ではコロナ禍によって国内で1万人以上の自殺者が増えると予想されていた。しかし、東京大学などのグループが出した昨年3月から今年5月までの試算では、約3200人となっている。

 「景気の悪さや、ステイホームによって日の光に当たらないこと、ソーシャルディスタンスによって会話が減少することなどが原因で、ぼくら精神科医の間では、1万人くらい自殺者が激増すると推測されていたのです。しかしふたを開けてみたら、思ったより増えていなかった。テレワークの普及により直接的なコミュニケーションが減り、その結果、ストレスが緩和した人が増えたと考えられます」(和田さん)

 マスクもまた、一部の人たちにとっては「生きやすくなった」と感じさせてくれるアイテムだという。

 「日本は先進国の中で、抗不安薬をはじめとする精神安定剤の処方量がダントツで多い。つけることによって他人と一定の距離感を保てるマスクは精神安定剤のような役割を担っている一面もあるため、ノーマスクが当たり前の世の中になったからといって、全員にマスクを外せと強要はできません」(片田さん)

NEWSポストセブン

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