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対中包囲網強化へ ハリス米副大統領がアジア歴訪 陸自の超精鋭集団は初の海外直接降下訓練 台湾有事、尖閣・沖縄有事を想定 (1/2ページ)

 カマラ・ハリス米副大統領は今月、シンガポールとベトナムを訪問する。中国が軍事的覇権拡大を進めるなか、ジョー・バイデン政権は、日本と米国、オーストラリア、インドの戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」を重視し、東南アジアで「米国の関与強化」を目指している。こうしたなか、陸上自衛隊の超精鋭集団「第1空挺団」が先月末、米軍特殊部隊と米領グアムで降下訓練を実施していた。「台湾有事」や「尖閣・沖縄有事」などを想定しているようだ。

 「インド太平洋の重要なパートナーである両国と関係を強化し、経済協力拡大を図る」

 ホワイトハウスは、ハリス氏訪問の意義をこう強調した。地域の安全保障や、新型コロナウイルス対応、気候変動、ルールに基づく国際秩序を促進するための協力策などを協議する。

 一方で、日米同盟の強化も進められている。

 自衛隊唯一のパラシュート部隊である第1空挺団は7月29日深夜、米軍横田基地(東京都)から輸送機2機で出発。30日早朝、沖縄に駐留する米陸軍特殊部隊と、グアムのアンダーセン空軍基地の上空数百メートルからパラシュートで直接降下する初の共同訓練を実施した。

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