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議員版「日台2プラス2」実施へ 自民外交・国防両部会長と台湾与党議員が参加 佐藤議員を直撃

 中国の軍事的覇権拡大が進むなか、自民党の外交、国防両部会長が、台湾の国会議員にあたる立法委員と、月内にも会談する方向で調整していることが分かった。日本側からは「ヒゲの隊長」こと佐藤正久外交部長と、大塚拓国防部会長、台湾からは与党・民進党の議員が参加する見込みだ。議員レベルの「日台2プラス2」の狙いについて、佐藤氏に聞いた。

 「(英国で6月に開催された)先進7カ国(G7)首脳会議前、菅義偉首相に『台湾と議員外交の場を設けましょう』と提言した。政府同士の外務・防衛閣僚会合(2プラス2)の実施は困難なので、与党議員同士の会談を実施する方向で調整している段階だ」

 佐藤氏はまず、こう語った。

 今年2月に発足した台湾政策を検討するプロジェクトチーム(PT)で、佐藤氏は座長を務め、議員外交のあり方などを議論してきた。台湾をめぐる現状について、次のように語った。

 「中国政府が昨年7月、香港に国家安全維持法を施行し、『一国二制度』が事実上崩壊してから、台湾は『第2の香港』ともいわれ、中国軍による周辺での軍事活動も問題視されている。国防面はもちろん、経済安全保障の観点からも、台湾の安定は日本にとっても重要だ」

 コロナ禍の影響もあり、月内に予定する会談はオンラインで実施する方向だが、将来的には対面会談も検討している。

 佐藤氏は、日台関係の展望を披露した。

 「これまでも、日本と台湾は『自由』『民主主義』『人権』『法の支配』など、同じ価値観を共有する仲間であることを確認してきた。日台関係の強化は双方の繁栄と安定、日米関係や日本の防衛にもつながる」

 

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