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若者ら狙うワクチン詐欺メール 大規模接種センター予約かたり個人情報要求 サイトデザインや本物の電話番号…巧妙な手口で真偽の見極め難しく (2/2ページ)

 偽の予約サイトにアクセスすると、厚生労働省が運営する情報サイト「コロナワクチンナビ」に似せたデザインのウェブページが表示されており、偽サイト内の「予約」をクリックするとクレジットカード情報を入力するよう求められる仕組みになっていた。ワクチン接種は無料のため、当然ながらクレジットカード情報を求められることはない。

 多田氏は「クレジットカード情報の要求で偽物だと分かるが、メールやサイトのデザインから真偽を見極めるのは難しく、本来はリンク先にアクセスするべきではない。自衛隊の大規模接種を名乗るメールが一方的に送られてきても開かないことが重要だ」と指摘する。

 コロナ関連の詐欺行為は昨年からあったが、「感染者が急増したことでワクチンを求める動きが活発化するとみたのか、最近手口が拡大しているようだ」と多田氏は分析する。

 国民生活センターに寄せられた相談によると、自治体職員を名乗る人物が「ワクチン接種の予約代行をする」などと突然家を訪ねてきたり、スマートフォンに「ワクチン接種の優先順位を上げる」というメッセージが来たり、「新型コロナワクチンが接種できる。後日全額返金されるので10万円を振り込むように」という電話がかかってきたという事例もあった。

 全世代へのワクチン接種が急務となるだけに、卑劣な手口には一層の注意が必要だ。

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